ボトックスはアリ?ナシ?
最近は美容医療が身近になりすぎて、ボトックスやヒアルロン酸注入くらいだと気軽にチャレンジする方も多いですよね。
私は美容医療に対して否定的ではないですが、安易になってしまう風潮もどうなのかな…と思ってしまいます。
ボトックスとは?
ボトックス注射は、ボツリヌス菌のつくりだす筋弛緩作用のあるA型ボツリヌス毒素(天然のタンパク質)を緊張している筋肉に注入することでその筋肉をリラックスさせ、シワを軽減する治療です。
毒素といっても、天然のタンパク質からできた毒素を分解・精製したもので、ボツリヌス菌の菌体やその成分、培養液の成分などは一切含まれまれないそうです。
わたしが安易にやらないほうが良いと思う理由
製剤自体には危険はあまりないかもしれないボトックス注射。
それでもやはり安易にやるものでなないと思うには理由があります。
筋肉はそもその単体で働いているのではなく、他の筋肉と助け合いながら働いています。
【噛む】という動作が関係している食いしばりを例にあげます。
食いしばりというと、まっさきにエラの筋肉(咬筋)を思い浮かべるでしょう。
ですが、実際には噛む筋肉には側頭筋・外側翼突筋・内側翼突筋も含まれます。
そして間接的には姿勢の影響も受けやすいのが食いしばりです。
食いしばりが強いからと咬筋にだけボトックス注射をすると、わかりやすい部分では側頭筋が硬くなりハチ張りがでやすくなります。
そういったお客様を多く見てきました。
咬筋が動かしにくくなるので他の筋肉で代償しようとするのですね。
最初にもお伝えしたように、わたしは必ずしも否定的なわけではありません。
食いしばりが強すぎて歯が割れてしまったり、とにかく強制的に一度緩めたい、など緊急で必要な場合は良いと思います。
花嫁さんに人気の肩ボトックスも、一時的に「とにかくラインをキレイにしたい!」も良いと思います。
ですが、すべてにおいて言えることは、長期的に見てボトックスに頼らない体つくりを目指していきたいですね。
食いしばりケアにはこちらのマッサージもおススメです。
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